会報誌より


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オバ打ちへのバックワード
第3回 打牌のリズム


●リーチがかかると遅くなる●
 何もない状況のときは、淡々と同じリズムで切ることができるけれど、相手からリーチがかかったら、いきなり手が止まったりする人を、よく見かけます。これは「わたしって、ヤミテンがわからないのよね。だから、いきなりリーチをされると、何を切ったらいいのか、困るのよ〜」と言ってるのと同じです。リーチに対しての一発目は、放銃すると1ハン高くなりますから、多少考えるのはある程度はやむを得ないでしょう。しかし、毎巡長考するのは、よくありません。時間は自分のためだけにあるのではないですからね。こういうタイプはオバ度2ですね。

●強打とひより打ち●
 危険牌を切るとき、いつもよりも大きく音を立ててバチン!と卓に叩きつける人がいます。そんなことで相手をビビらせてもしかたありません。さらには、牌に傷がついたりしますからね。自分のものは大切に出来ても、お店のものは気にしない…。これではダメです。みんなで使うものなのだから、みんなで大切にしないといけません。
 それとは正反対に、危険牌をおそるおそる切る人もいます。ふるふるしながら切るのは、あまり格好のいいものではありません。相手にも「ふふビビってるのね」とナメられてしまいますよ。麻雀はメンタルな部分が作用するゲームですから、相手に戦いやすいと思われたら不利ですよ。
 結局のところ、強打するのも震えながら切るのも、「怖い」という気持ちからでる行動です。振り込むのは確かに怖いですが、大きな音を立てて切っても、静かに切っても、通るときは通る、ロンされるときはされるのですからね。どちらも同じ、オバ度3です。

●同じリズムで打つ●
 上級者は、いつでも一定のリズムで打つように心がけています。これは理由のひとつに、相手に余計な情報を与えないため、ということが挙げられます。
 たとえば、中盤までリズム良く、マンズとソウズを切っていました。そこで突然長考を始めて、ウンウン唸って手の中からピンズが出てきました。これではヤミテンでも、テンパイですと宣言するようなものですね。テンパイとまではいかなくても、イーシャンテンくらいにはなっているのではないか? と想像することができます。もちろん、それまでと同じように切っても、テンパイを想像されますが、長考した分だけ、相手はより確信を持ちます。
 こういうことは、誰でも最初からできるものではないし、ただやみくもに打つ回数を増やせばできるようになるものでもありません。同じリズムで、同じ強さで打つようにしよう、と意識することで、できるようになっていくことなのです。
 メンチンなどの多面待ちになったら、むずかしくてどうしても考えてしまう…という人は、そういう練習を家でするといいでしょう。1人でできることを、何も4人で打っているときにやることはありません。それで放銃したり、アガれなかったら、それが今の自分の力なのです。強くなるには、反省と研鑚を繰り返す、これが一番いい方法ですよ。
 話は少しそれましたが、相手の手を読んで振り込まないようにしようとか、ここは押すべきか引くべきか、などということは、心がけてすぐできることではありません。しかし、同じリズムで打つのは注意すればすぐできるようになります。
 簡単なことから、少しずつできるようになっていきましょう。

( たまご組新聞・2000年8月No.51 )
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