会報誌より


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オバ打ちへのバックワード
第8回 ペアマッチにて


●大会で感じたこと●
 先日、日本最高位戦プロ麻雀協会が主催する麻雀大会に、花摘とペアを組んで出場しました。これは強い人を決める大会ではなく、色んな人と交流や親睦を深めるのが目的のものです。役はまだ全部わからないという人も、プロ団体に所属してる人も、みんな入り混じって打ちます。また、個人戦ではなく、必ずパートナーがいるので、大会に参加するのが初めてという人も、安心です。
 この「ペアマッチ」に限らず、大会で知らない人と打つときは、当然いつもの仲間と打つとき以上に気を配らなくてはいけません。主催者の推奨するルールやマナーがありますから、それにしたがって全員が気持ちの良い時間を過ごせるようにしたいものですね。いつもはこういうルールでやっているから…とか、わたしは普段はこんな調子だから…というのは、通用しません。かといって、必要以上に緊張することも、変にかしこまって打たなくちゃいけないこともありません。
 大会に出たあとにいつも思うのが、良い大会は、主催者だけの力では成し得ないということです。主催者の段取りや進行の手際の良さは重要ですが、参加者1人1人の協力がなければ、決してスムーズにはいきません。実はこの大会で、男なのにオバ度の高い人を密かにチェックしていたんです。いつもはむずかしい顔をして真剣勝負をしているトッププロが、配牌の取り出しがよくわからない人に「ここからですよ」と教えてあげたり、アガリ点を計算してあげたりしてました。本来の彼の麻雀のスタンスとは全く違うけれど、きちんと大会の主旨に添って行動する。当然のことですが、なかなかできないものなんですよ。たまたまかも知れませんが、わたしが対戦した人の中には、オバ度の高い男の人は1人もいませんでした。それはとてもいいことです。わたしが目撃したその日のオバ度No.1は、ヤミテンでツモアガったあとに、「やっぱりリーチだった〜」と言った女の人でした。リーチをかけていれば一発ツモだった、と言いたいのでしょうが、それは結果論に過ぎません。カンチャン待ちで偶然絵が合っただけのことです。もらえる点数が少ないのが残念だというのもわかりますが、それを口に出して言うのはあまりいいことではありませんね。

●ステキな参加者になる●
 いい大会だったねといえるようにするためには、参加者はどういうことに気をつけたらよいのでしょうか?前に書いたように、初心者に親切にしてあげるのは大切ですが、それが最重要ではありません。まず決められたことをきちんとする。これが一番なのです。集合時間を守ること、ルールを守ること、マナーを守ること。特に時間は基本中の基本。わたしだけなら、ちょっとくらいは遅れてもいいわよねとか、あの人も遅刻だから自分もOK、なんて考えは本当に論外です。参加人数が多くなればなるほど、ちょっとの時間のロスがあとあと大きく響いてしまいますからね。
 自分で気をつければできることをやって、さらに余裕があれば、他の人のことも気にかけてあげましょう。最初から、誰かの面倒を見てあげようと思うことはないんですよ。親切にすることも、麻雀を打つことも同じで、背伸びをして自分の力以上のことをする必要もないし、できることをしないのもいけません。1人はまわりの人に合わせて、まわりの人は1人に合わせてあげる。こういう気持ちが、良い大会や良い麻雀につながるんですよ。たった1回しか対戦しなくても、「またあの人と打ちたい」と思われるような打ち手になりたいですね。

( たまご組新聞・2001年2月No.57 )
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